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スイングのクセが左右差を生む理由~ゴルフをされる方へ

2026.08.10

ゴルフを楽しまれている方は、普段から体を動かす習慣があり、健康意識が高い方も多いように感じます。自然の中で歩きながらプレーできることや、年齢を問わず長く続けやすいことも、ゴルフの大きな魅力のひとつですよね。
そんなゴルフですが、体の使い方に注目してみると、少し特徴的な動作が多いスポーツでもあります。
その代表がスイングです。
ゴルフでは毎回ほぼ同じフォームで構え、同じ方向に体をひねり、同じ流れでクラブを振っていきます。一回一回は短い動作ですが、それを練習でもラウンドでも何十回、何百回と繰り返していきます。
この「繰り返し同じ方向へ動く」ということが、少しずつ体の左右差につながりやすくなります。
右利きの方であれば、バックスイングでは右側へ体を回し、その後左方向へ大きく回旋しながら振り抜きます。このとき左右の筋肉は同じように働いているわけではなく、それぞれ違う役割を持ちながら体を支えています。

そのため、片側だけ使いやすくなったり、逆にあまり使わない部分が出てきたりすることがあります。
こうした積み重ねによって、少しずつ肩の高さに違いが出たり、骨盤まわりの傾き方にクセがついていくことがあります。
さらに気をつけたいのは、ゴルフ以外の時間です。
例えば仕事中にいつも同じ側へ体重をかけて立っていたり、椅子に座ると必ず同じ足を組んでいたり、バッグをいつも片側だけで持っていたりすることはありませんか。
こうした何気ない日常の習慣も、左右差を定着させるひとつの要因になりやすいものです。
特にゴルフが好きな方ほど、練習量が多くなります。
一生懸命取り組むことはとても素敵ですが、繰り返す回数が増えるほど、体の使い方の偏りも大きくなりやすくなります。
フォームを意識することはもちろん大切ですが、それだけでなく普段の姿勢にも目を向けてみることが意外と大切です。
デスクワーク中に背中が丸くなっていないか。
スマートフォンを見るとき、首が前に出ていないか。
立っているとき、左右どちらかだけに重心が偏っていないか。
こうした日常の小さなクセは、自分ではなかなか気づきにくいものです。
ゴルフは長く楽しめるスポーツだからこそ、プレーそのものだけでなく、普段どのように体を使っているかを意識する時間も大切にしたいですね。
動画でフォーム確認をされる方も多いと思いますが、ときには鏡の前でまっすぐ立った自分の姿を見てみるのもおすすめです。
左右の肩の高さ、骨盤の傾き方、重心のかかり方。
そういった小さな違いに気づくことが、日々の体との向き合い方を変えるきっかけになるかもしれません。
ゴルフを楽しむ時間だけでなく、普段過ごしている時間にも少し意識を向けながら、自分の体をやさしく見てあげてくださいね。

 

 

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家事動線に潜む“歪みやすい動き”とは~主婦の方へ

冷房のない時代、人々はどうやって夏を乗り越えていたのでしょう

2026.08.03

毎年夏になると、「昔は冷房がなくて、どうやって過ごしていたんだろう」と思うことはありませんか。

今では家や職場、車の中まで冷房があるのが当たり前になりました。暑い日でも涼しい部屋で過ごせることは、とてもありがたいことです。

でも、少し昔に目を向けると、そんな便利な設備がない中でも、人々は季節に合わせて暮らし方を工夫しながら夏を乗り切っていました。

夏土用の頃は、一年でも特に暑さが厳しい時期です。

昔の人は、真昼の暑い時間帯はできるだけ無理をせず、朝早くや夕方の涼しい時間を上手に使って仕事や畑仕事をしていました。今のように「暑くても予定どおりに動く」のではなく、「自然に合わせて生活を変える」という考え方が根付いていたのです。

住まいにも知恵がありました。

すだれやよしずで強い日差しを和らげ、打ち水で地面の熱を少しでも下げる工夫をしていました。窓を開けて風を通し、風鈴の音で涼しさを感じるなど、五感を使って夏を過ごしていたそうです。

現代のように室温を一気に下げることはできませんでしたが、「少しでも心地よく過ごすためにはどうしたらいいか」を考えながら暮らしていたことが伝わってきます。

食べ物にも季節の知恵がありました。

夏野菜や旬の果物を食卓に取り入れ、水分を意識しながら食事をする。土用の丑の日には、うなぎだけでなく「う」の付く食べ物を食べる風習もありました。

どれも「暑さに負けないように」という願いが込められた、昔ならではの工夫だったのでしょう。

もちろん、現代の私たちは冷房を使わずに過ごす必要はありません。

むしろ、暑さが年々厳しくなっている今は、冷房を上手に活用することがとても大切です。

ただ、便利になったからこそ忘れがちなのが、「季節に合わせて自分の過ごし方を変える」という考え方ではないでしょうか。

外が暑い日は予定を少しゆるめてみる。朝や夕方の涼しい時間に散歩をする。冷房で冷えすぎないように羽織るものを一枚用意する。夜はぬるめのお湯に浸かり、一日の疲れをゆっくりほどく。

 

 

こうした小さな工夫は、昔の知恵を今の暮らしに取り入れる方法の一つだと思います。

私は、患者さんから「昔はエアコンがなくても過ごせていたのにね」というお話を聞くことがあります。

確かに環境は大きく変わりました。でも、それ以上に変わったのは、私たちの生活のリズムかもしれません。

季節に関係なく忙しく過ごし、昼も夜も同じような毎日を送ることが増えました。

だからこそ、夏土用という季節の節目には、昔の人たちの暮らしを少し思い出してみるのも素敵ではないでしょうか。

自然に逆らうのではなく、自然に合わせて過ごす。

その考え方は、今の時代だからこそ大切にしたい知恵なのかもしれません。

暑い毎日はまだ続きます。便利な道具に助けてもらいながらも、昔の人が大切にしてきた「季節に寄り添う暮らし」を少し意識して、この夏を心地よく過ごしていきたいですね。

 

 

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夏土用は自分の体をいたわる暮らしを始めるきっかけに

 

昔の人は「休む理由」を季節につくっていた

2026.07.27

「最近、ゆっくり休んでいますか?」

患者さんとお話をしていると、「休みの日も家のことがあって忙しいんです」「何もしないと落ち着かなくて」という声をよく耳にします。今は、毎日を一生懸命過ごしている方が本当に多いですね。

そんな現代の暮らしを見ていると、昔の人たちの知恵には学ぶことがたくさんあるように感じます。

その一つが「土用」です。

土用というと「土用の丑の日」や「うなぎ」を思い浮かべる方が多いかもしれません。でも本来の土用は、一年に四回ある季節の変わり目を指し、昔の人はこの期間を、次の季節へ向かうための準備期間として大切にしていました。

特に夏土用は、一年の中でも暑さが最も厳しい頃です。冷房も扇風機もなかった時代、暑さは今以上に体力を奪うものだったでしょう。

だからこそ、「この時期は無理をしない」という考え方が自然と暮らしの中にありました。

昔は、土用の期間には庭の手入れや家の増改築など、土を大きく動かす作業を控える風習がありました。「土公神(どこうしん)」という土の神様が土を守る期間という言い伝えもありますが、それだけではなく、暑さの厳しい時期に大仕事を避けるという生活の知恵でもあったのでしょう。

今のように「頑張ること」が当たり前ではなく、「休むこと」にも理由があったのです。

私はこの考え方がとても素敵だと思います。

現代は便利になり、一年中同じような生活ができるようになりました。暑くても冷房があり、夜でも明るく、仕事や家事も季節に関係なく続きます。

だからこそ、自分でも気付かないうちに無理を重ねてしまうことがあります。

「まだ頑張れる。」
「もう少しやってから休もう。」

そんな気持ちが積み重なり、自分をいたわる時間を後回しにしてしまう方も少なくありません。

昔の人は、季節を理由に暮らしのペースを少し落としていました。

「今日は土用だから。」
その一言で、無理をしない理由が生まれていたのです。

 

 

現代にも、この考え方を取り入れてみてもいいのではないでしょうか。

夏土用の期間だけは、いつもより少し早く寝てみる。忙しい日でも温かいお茶を飲む時間をつくる。家事の途中でひと息つく。予定を詰め込みすぎないようにする。

どれも特別なことではありません。

「夏土用だから今日は少しゆっくりしよう。」

そんな理由があるだけで、心も少し軽くなる気がします。

頑張ることはもちろん大切です。でも、休むことも同じくらい大切な時間です。

昔の人は、自然の移り変わりに合わせながら、自分たちの暮らしも少しずつ変えていました。その知恵は、忙しい毎日を送る私たちにとっても、今だからこそ必要なのかもしれません。

今年の夏土用は、「もっと頑張る」ではなく、「少し立ち止まる」ことを意識してみませんか。

季節が「少し休んでも大丈夫ですよ」と背中を押してくれていると思うと、肩の力も自然と抜けてくるものです。

昔から受け継がれてきた夏土用の知恵を、現代の暮らしにも取り入れながら、自分自身をいたわる時間を大切に過ごしていきたいですね。

 

 

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夏土用は自分の体をいたわる暮らしを始めるきっかけに

夕方になると顔がむくむのは姿勢のせい?~事務職女性

2026.07.06

仕事が終わる頃、ふと鏡を見たときに「朝よりなんだか顔がすっきりしない気がする」と感じたことはありませんか。

朝メイクをしたときは気にならなかったのに、夕方になるとフェイスラインがぼんやりして見えたり、顔全体が少し重たく感じたり。

 

 

 

こうした変化は、特にデスクワーク中心のお仕事をされている女性に起こりやすいことがあります。

その背景にあるもののひとつが、毎日の姿勢習慣です。

事務職のお仕事は、一日のほとんどを座った状態で過ごすことが多いですよね。

 

パソコン作業、メール対応、資料作成、入力業務、電話対応など、気づけば何時間も同じ姿勢のままという日も少なくありません。

こうした時間が長くなると、体は少しずつ動きが少なくなっていきます。

特に意識したいのが首から肩にかけての部分です。

パソコン画面を見続けていると、自然と顔が前へ出やすくなります。

さらに集中していると背中が丸くなり、肩も前側へ入りやすくなります。

一見するとただ座っているだけに見えますが、実は首や肩まわりはずっと同じ状態で体を支え続けています。

本来であれば首は小さく向きを変えたり、肩も自然に動きながらバランスよく使われています。

ところが長時間のデスクワークでは、その動きがかなり少なくなります。

さらにキーボード操作や細かな入力作業をしていると、腕にも無意識に力が入りやすくなります。

腕に入った力は肩へ伝わり、その影響は首まわりま

 

でつながっていきます。

また仕事に集中していると、知らないうちに肩が少し上がっていることもありますよね。

「気づいたら肩に力が入っていた」という経験がある方も多いかもしれません。

こうした状態が続くことで、首から肩にかけて同じ部分ばかり使いやすくなります。

そして顔まわりにも少しずつ影響が出やすくなります。

さらに女性の場合、オフィスの冷房環境も関係しやすいものです。

夏場でも体が冷えやすかったり、長時間座っていることで体を動かす機会が減ったりと、日中の体は思っている以上に同じ状態が続いています。

忙しい日は席を立つ回数も減りますよね。

気づけば数時間ほとんど立ち上がっていなかった、ということもあるかもしれません。

デスクワークは体を動かしていないように見えて、実は同じ姿勢を保ち続けることそのものが体に負担をかけやすい環境でもあります。

だからこそ、一日の中で少しだけ姿勢を意識してみることも大切です。

椅子に浅く座っていないか。

画面を見るとき顔だけ前へ出ていないか。

肩に余計な力が入り続けていないか。

長時間同じ姿勢のままになっていないか。

こうした何気ない習慣の積み重ねが、日々の体の使い方につながっていきます。

仕事を頑張る女性ほど、自分の体のことは後回しになりやすいものです。

夕方に感じるちょっとした顔まわりの変化も、一日座り続けた体からの小さなサインかもしれません。

仕事が終わったあと、肩をゆっくり回してみる。

一度立ち上がって大きく深呼吸をしてみる。

そんな小さな時間でも十分です。

毎日頑張っているご自身の体に、少しだけ目を向ける時間を作ってみてくださいね。

 

 

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細かい作業で首が固まるメカニズム~歯科衛生士・医療職の方へ

細かい作業で首が固まるメカニズム~歯科衛生士・医療職の方へ

2026.06.29

歯科衛生士さんや看護師さん、受付業務を含めた医療職のお仕事は、日々とても集中力を必要とする場面が多いですよね。

患者さんへの対応だけでなく、細かな器具の扱いや確認作業、パソコン入力など、常に気を配りながら仕事を進めることが求められる職種でもあります。

こうしたお仕事は一見すると大きく体を動かしているわけではありません。

そのため「体への負担は少なそう」と思われることもありますが、実際には同じ姿勢が続くことで体に独特の負担がかかりやすい環境でもあります。

特に意識したいのが首まわりです。

人は細かな作業をするとき、自然と視線をひとつの場所に集中させます。

歯科衛生士さんであれば患者さんのお口の中を細かく確認しますし、医療職の方であれば処置や記録業務など、常に小さな部分へ意識を向ける場面が多くあります。

このとき体では何が起きているのでしょうか。

まず、視線を固定している間は首の動きが極端に少なくなります。

普段であれば左右を向いたり、少し角度を変えたりと自然に動いている首ですが、集中している時間はほとんど同じ位置のまま止まっていることが増えていきます。

さらに対象をしっかり見ようとすると、無意識に顔が前へ近づきやすくなります。

気づくと首だけが少し前へ出ている姿勢になっていることも少なくありません。

頭は体の中でも意外と重さがあります。

その頭を前へ出した状態が続くと、それを支えている首の後ろ側や肩まわりには同じ力がかかり続けます。

そして細かな作業では手先にも集中していますよね。

器具を持つ手、指先の細かなコントロール、正確に動かそうとする意識。

こうした作業をしていると腕全体にも自然と力が入りやすくなります。

実は腕の緊張は肩へ伝わり、そのまま首まわりにも影響しやすくなります。

手だけを使っているつもりでも、腕から肩、そして首までひとつながりで働いている状態なのです。

 

さらに集中している時間は呼吸が浅くなりやすいこともあります。

何かに集中しているとき、無意識に呼吸が小さくなっていた経験はありませんか。

呼吸が浅くなると肩まわりに余計な力が入りやすくなり、同じ姿勢をさらに続けやすくなります。

忙しい時間帯ほど姿勢を変える余裕がなく、そのまま何時間も作業が続いてしまうこともありますよね。

そして仕事が終わったあと、なんとなく首を回したくなったり、肩をぐるっと動かしたくなったりすることもあるかもしれません。

それは長い時間同じ場所を使い続けていたサインのひとつかもしれません。

こうしたお仕事をされている方は、仕事中だけではなく日常の姿勢も少し意識してみることが大切です。

スマートフォンを見るとき顔が前に出ていないか。

座っているとき背中が丸くなっていないか。

無意識に肩へ力を入れたまま過ごしていないか。

こうした何気ない習慣も少しずつ積み重なっていきます。

医療職のお仕事は、人のために集中し続ける時間がとても長いお仕事です。

だからこそ仕事が終わったあとは、自分自身の体にも少し目を向けてあげたいですね。

毎日頑張ってくれている首や肩まわりに、少しやさしく意識を向ける時間を作ってみてくださいね。

 

 

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前かがみ姿勢 呼吸が浅くなりやすい体のしくみとは~調理スタッフの方へ

前かがみ姿勢 呼吸が浅くなりやすい体のしくみとは~調理スタッフの方へ

2026.06.22

飲食店や調理のお仕事をされている方は、一日のほとんどを立ったまま過ごしている方も多いと思います。

仕込み作業、食材のカット、盛り付け、食器洗い、厨房での移動。常に体を動かしているように見えるお仕事ですが、その中で意外と多いのが“前かがみ姿勢”です。

気づかないうちに調理台へ顔を近づけていたり、洗い物のときに腰から体を倒していたりすることはありませんか。

こうした姿勢は仕事をするうえでは自然な動きですが、長時間続くことで体に少しずつ負担が積み重なっていきます。

その中でも見落としやすいのが、「呼吸の浅さ」です。

私たちは普段、無意識に呼吸を繰り返しています。何も意識しなくても自然に息を吸って吐いていますが、実は姿勢によって呼吸のしやすさは大きく変わります。

深く呼吸をするときには、胸まわりが広がり、肋骨がしなやかに動くスペースが必要になります。

ところが前かがみの姿勢が続くと、胸が縮こまりやすくなり、その動きが小さくなってしまうことがあります。

例えば包丁を使って細かい作業をしているとき。自然と視線は下へ向かい、首が前へ出やすくなります。すると肩も一緒に前側へ入りやすくなり、胸の前側が閉じた状態になっていきます。

 

また、大きなシンクで洗い物をしている時間も同じです。体を前へ倒した状態が長く続くことで、お腹まわりが圧迫されやすくなり、息を大きく吸う動きがしづらくなることがあります。

こうした姿勢が続くと、呼吸は自然と小さくなりやすくなります。

呼吸が小さくなると、忙しい時間帯ほど無意識に肩へ力が入りやすくなります。特に厨房ではスピードや集中力が必要になるため、自分では気づかないうちに全身が力んでいることも少なくありません。

「仕事が終わるころには肩まわりが重い感じがする」「一日終わるとどっと疲れる」「なんとなく体がずっと緊張している感じがする」

こうした感覚がある方は、長時間の姿勢が関係していることもあります。

さらに前かがみ姿勢が続くと、背中が丸まりやすくなります。背中が丸くなると胸の動きがさらに小さくなり、より呼吸が浅くなりやすい状態が続いてしまいます。

特にランチタイムや週末など忙しい時間帯は、自分の姿勢や呼吸まで意識を向ける余裕がなくなりがちです。

だからこそ大切なのは、仕事の途中で一度体をリセットすることです。

例えば仕込み作業が終わったタイミングで、一度背筋を伸ばしてみる。肩を後ろへ軽く回して胸を開く。深呼吸を2〜3回してみる。

ほんの数秒でも、ずっと続いていた前かがみ姿勢から体を切り替える時間になります。

また休憩時間にスマートフォンを見るときも、下を向いた姿勢が長くならないよう少し意識してみるのもおすすめです。

仕事が終わったあとには、お風呂で肩まわりを温めたり、ゆっくり上を向いて首まわりを伸ばしたりするのもよいかもしれません。

忙しい毎日が続くと、自分の呼吸について考える機会はあまりありません。

でも呼吸は、私たちが一日中続けている大切な体のリズムです。

調理や飲食のお仕事は、どうしても前へかがむ時間が増えやすい働き方でもあります。

だからこそ、「今日は少し肩に力が入りすぎていないかな」「呼吸が小さくなっていないかな」と、自分の体に目を向ける時間も大切です。

頑張って働く体だからこそ、小さくゆるめる時間をつくりながら、毎日の負担をため込みすぎない習慣を意識してみてください。

 

 

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片足重心のクセが体全体に与える影響~立ち仕事(販売員など)の方へ

片足重心のクセが体全体に与える影響~立ち仕事(販売員など)の方へ

2026.06.15

立ち仕事で気づかないうちに続いている?片足重心が体のバランスに与える影響

販売員さんやアパレルスタッフさん、受付業務など、長時間立ったまま過ごすお仕事をされている方は多いと思います。

毎日忙しく働いていると、「なんとなく腰が重い」「片方の脚ばかり疲れる気がする」「夕方になると立っているのがつらく感じる」といったことはありませんか。

 

そんなとき、実は無意識のうちに続けている“片足重心”のクセが関係していることがあります。

店頭で接客をしているときやレジ対応の合間、商品の整理をしているときなど、気づけば片方の脚に体重をかけて立っている方は少なくありません。長時間立ち続ける仕事では、少しでも楽な姿勢を取ろうとして自然と重心が偏ることがあります。

片足重心そのものが悪いわけではありません。誰でも疲れてくると楽な姿勢を探そうとするものです。しかし、その状態が毎日何時間も続くことで、体の使い方に少しずつ偏りが生まれていきます。

例えば右脚に体重をかけることが多い場合、骨盤はわずかに傾き、そのバランスを取ろうとして腰やお尻まわりの筋肉が働き続けます。すると一部分だけが頑張る状態になりやすく、体全体のバランスにも影響が出やすくなります。

また、骨盤の傾きを補うために背中や肩にも力が入りやすくなります。肩の高さに左右差が出たり、首が少し傾いたりすることもあります。

体はそれぞれの部位が独立しているわけではなく、足元から頭までつながっています。そのため足の使い方のクセが、腰や肩まわりの負担につながることも珍しくありません。

さらに、片側ばかりに体重をかけていると、一方の脚の筋肉が常に働く状態になります。夕方になると片脚だけが重く感じたり、左右で疲れ方に差を感じたりすることもあります。

販売や接客のお仕事では、お客様の対応に集中するあまり、自分の姿勢まで気が回らないことも多いでしょう。特にレジ業務や受付業務などは、大きく移動せず同じ場所で立ち続ける時間が長くなりがちです。

そのため、気づかないうちに片足重心が習慣になっているケースも少なくありません。

そんなときは、「どちらの脚に体重が乗っているかな」と時々確認してみることがおすすめです。

お客様が途切れたタイミングや休憩前などに、両足へ均等に体重を乗せてみるだけでも十分です。普段のクセに気づくだけでも、体への意識は変わってきます。

また、その場で軽くかかとの上げ下げをしたり、足踏みをしたりするのもおすすめです。ふくらはぎが動くことで長時間立ち続けた脚の重さを感じにくくなることがあります。

休憩時間には椅子へ深く腰掛けて、背もたれに体を預ける時間も作ってみてください。立ち仕事は動いていないように見えても、実際には脚や腰の筋肉が働き続けています。短時間でも力を抜く時間があることで、気持ちも切り替えやすくなります。

仕事が終わった後には、湯船にゆっくり浸かったり、ふくらはぎを軽くさすったりするのもおすすめです。一日頑張った脚をいたわる時間は、翌日のためのリフレッシュにもつながります。

毎日続く立ち仕事では、大きな負担よりも小さな負担の積み重ねが体に影響しやすくなります。だからこそ、特別なことをするよりも、日常の中で少しだけ姿勢を意識することが大切です。

鏡の前に立ったときや信号待ちをしているときなど、ふとした瞬間に「今どちらの脚に体重をかけているかな」と確認してみてください。

長時間立ち続けるお仕事だからこそ、自分では気づきにくい立ち方のクセを知ることが、体をいたわる第一歩になります。頑張る体のために、今日から少しだけ立ち姿勢を意識してみてはいかがでしょうか。

 

 

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